中国輸入の商品リサーチは、「日本で売れているか」「中国でいくらで仕入れられるか」「日本で売ってよい商品か」の3つを順番に確かめるのが基本です。この順番で調べると、売れない商品や輸入できない商品を仕入れてしまう失敗を減らせます。この記事では、初めての方でもできる商品リサーチの手順と、仕入れる前に必ず確認したい規制をまとめます。
- 商品リサーチは「日本での売れ行き→中国での仕入れ値→規制の確認」の順に進めます。
- 利益は、商品代金だけでなく手数料・送料・税金を含めた総額で判断します。
- 商標権などを侵害する物品は、関税法で輸入が禁止されています。

商品リサーチの基本の流れ
商品リサーチは、次の5つの手順で進めます。先に日本での売れ行きを調べ、そのあとで中国での仕入れ先を探すのがポイントです。
- 日本で売れている商品を調べる:販売したいモールで、売れ筋や価格帯を確認します。
- 中国での仕入れ値を調べる:1688やタオバオで、同じような商品の価格を探します。
- 総額で利益を計算する:手数料・送料・税金を含めて、利益が残るかを確かめます。
- 日本で売ってよい商品かを確認する:知的財産権や、電気製品・食器などの規制を確認します。
- 少量で試す:最初は少ない数で仕入れ、品質と売れ行きを確かめます。
中国の通販サイトで安い商品を見つけてから「これは日本で売れるか」と考えると、売れない在庫を抱えやすくなります。売れる場所と価格を先に決めておくと、仕入れ値の上限もはっきりします。
手順1:日本で売れている商品を調べる
最初に、自分が売るモールで「どんな商品が、いくらで、どのくらい売れているか」を確認します。売れ行きの手がかりは、モールの画面から無料で集められます。
| 見るところ | 分かること |
|---|---|
| ランキング | 今よく売れている商品の種類 |
| 価格帯 | その商品がいくらで売られているか、自分が付けられる値段 |
| レビューの数と内容 | 売れている量の目安と、お客様の不満点 |
| 出品者の数 | 同じような商品を売っているライバルの多さ |
とくに役に立つのが、低い評価のレビューです。「サイズが小さい」「すぐ壊れた」といった不満は、色やサイズの違う商品を選んだり、検品を厚くしたりすることで改善できる場合があります。不満の多い点を改善できる商品は、ライバルとの違いを出しやすくなります。
手順2:中国での仕入れ値を調べる
日本で売れそうな商品が決まったら、中国の通販サイトで仕入れ値を調べます。中国輸入の仕入れ先としてよく使われるのが、卸売り向けの1688と、小売り向けのタオバオです。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 単価と最低購入数 | まとめ買いで単価が下がる商品もあるため |
| 商品の重さとサイズ | 国際送料は重さ(または容積重量)で決まるため |
| 色・サイズの種類 | 日本で売る商品の選択肢になるため |
| 販売店の評価や取引の実績 | 品質や対応のばらつきを避けるため |
1688とタオバオの違いは「1688とタオバオの違いは?」で説明しています。商品URLが見つからない場合も、青山代行では「こんな商品を探している」という段階からご相談いただけます。
手順3:総額で利益を計算する
利益は、商品代金だけでなく、手数料・送料・税金を含めた総額で判断します。中国での価格が安くても、送料や税金を足すと利益が残らないことがあるためです。
| 費用 | 青山代行の場合 |
|---|---|
| 商品代金 | 販売店の価格どおり |
| 中国国内送料 | 販売店ごとに異なる |
| 代行手数料 | 商品代金の5% |
| 国際送料 | 航空便・船便の料金表による(国際送料) |
| そのほか | 燃油サーチャージ、関税・輸入消費税・通関手数料、検品などのオプション料金がかかる場合あり |
日本で売るときは、ここにモールの販売手数料や日本国内の送料も加わります。為替を含めた仕入れの総額の目安は費用シミュレーターで計算できます。少額から始めるときの費用の内訳は「中国輸入は少額から始められる?」をご覧ください。
手順4:日本で売ってよい商品かを確認する
利益が出そうでも、日本で輸入・販売できない商品や、手続きが必要な商品があります。仕入れる前に、次の点を必ず確認しましょう。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 知的財産権 | 商標権・意匠権・著作権などを侵害する物品は、関税法で輸入が禁止されている |
| 電気製品 | 電気用品安全法の対象かどうか(PSEマーク) |
| 食品・食器・乳幼児用おもちゃ | 販売目的で輸入する場合、食品衛生法に基づく輸入届出が必要 |
| 原産地の表示 | 原産地を偽った表示や誤認させる表示があると輸入が許可されない |
税関によると、商標権や著作権などの知的財産権を侵害する物品は、関税法で輸入してはならない貨物とされ、没収・廃棄や積戻しの対象になります。有名ブランドに似たロゴやキャラクターが入った商品は仕入れないようにしましょう。青山代行では、非正規品・コピー品を含む、日本政府が輸入を禁止している商品はお取り扱いできません。
食器などの輸入届出について、東京検疫所は、販売や営業のために食品・添加物・器具・容器包装・乳幼児用おもちゃを輸入する場合、食品衛生法第27条に基づく「食品等輸入届出」が必要としています。電気製品は「中国輸入の電気製品にPSEマークは必要?」、原産地の表示は「中国輸入の原産地表示とは?」で詳しく説明しています。
手順5:少量で試してから数量を増やす
リサーチで「売れそう」と判断しても、実際に売れるかは販売してみるまで分かりません。最初は少ない数で仕入れ、品質と売れ行きを確かめてから数量を増やすのが安全です。
- 届いた商品の品質が、販売ページの写真や説明と合っているかを確かめる
- 実際の販売価格で、どのくらいのペースで売れるかを見る
- レビューや問い合わせで、改善点がないかを確認する
数量・色・サイズは無料の簡易検品で確認でき、動作確認などが必要な商品は有料検品を追加できます。検品の内容は「中国輸入の検品とは?」で説明しています。
よくある質問
中国輸入の商品リサーチは何から始めればいいですか?
まず、自分が売るモールで売れている商品と価格帯を調べます。そのあとで1688やタオバオで仕入れ値を調べ、手数料・送料・税金を含めた総額で利益が残るかを確かめます。
仕入れてはいけない商品はありますか?
商標権や著作権などの知的財産権を侵害する物品は、関税法で輸入が禁止されています。また、電気製品は電気用品安全法、食器や乳幼児用おもちゃは食品衛生法の手続きを確認する必要があります。
最初はどのくらいの数を仕入れればいいですか?
決まった数はありませんが、最初は少ない数で仕入れ、品質と売れ行きを確かめてから数量を増やすのが安全です。少量の仕入れでは送料の割合が大きくなるため、総額で利益を確認しましょう。
まとめ
中国輸入の商品リサーチは、日本で売れているかを先に調べ、中国での仕入れ値と総額の利益を確かめ、最後に日本で売ってよい商品かを確認する流れで進めます。少量で試してから数量を増やせば、失敗を小さくできます。商品探しや見積もりのご相談は、無料見積もりまたはLINEからどうぞ。

