中国輸入の検品とは、仕入れた商品を日本へ送る前に、数量・色・サイズ・外観・動作などを確認して、不良品や注文違いを見つける作業です。中国の倉庫で確認しておけば、日本に届いてから気づくよりも、交換の依頼や再発送の手間と送料を抑えられます。この記事では、検品で見るべき項目と、無料の簡易検品・有料検品の違い、商品ジャンル別の選び方を説明します。
- 検品は「日本に送る前」に行うほど、交換や再発送の費用を抑えられます。
- 簡易検品は数量・色・サイズの確認で、品質や動作は確認しません。
- 電気製品は通電検品、衣類は検針とタグ付けなど、商品に合わせて有料検品を足します。

中国輸入で検品が必要な理由
中国輸入で検品が必要なのは、注文と違う商品や不良品が届くことがあり、日本に届いてからでは対応が難しくなるからです。中国の販売店とのやりとりは中国語で、返品・交換には中国国内での発送が必要です。日本に届いた後で不良に気づくと、国際送料をかけて送り返すか、そのまま損として処理するしかない場合が多くなります。
中国の倉庫で確認しておけば、問題が見つかった時点で販売店に交換・返品を依頼できます。青山代行では、検品で破損などが見つかった場合、スタッフが購入先へ交換・返品を依頼します。ただし、販売店によっては対応してもらえない場合もあります。
検品でチェックする項目一覧
検品で見る項目は、大きく「数量・仕様」「外観」「動作・安全」「表示」の4つに分かれます。どこまで確認するかは、商品の種類と販売先で決めます。
| 分類 | 主なチェック項目 | 向いている商品 |
|---|---|---|
| 数量・仕様 | 個数、色、サイズが注文どおりか | すべての商品 |
| 外観 | 傷・汚れ・破れ、パッケージのつぶれ | 雑貨、アパレル、化粧箱入りの商品 |
| 動作・安全 | 電源が入るか、点灯・動作、異常な音や発熱、ボタンの反応 | 家電、LEDライト、USB機器、電子玩具 |
| 異物 | 折れたミシン針などの金属片の混入 | 衣類、ファッション雑貨 |
| 表示 | 日本向けの品質表示・タグが付いているか | 衣類など表示が必要な家庭用品 |
無料の簡易検品と有料検品の違い
簡易検品は「注文どおりの物が、注文どおりの数あるか」を確かめる検品で、有料検品は品質や動作まで確かめる検品です。青山代行では、すべてのお取引で簡易検品を無料で行っています。
| 項目 | 簡易検品(無料) | 有料検品 |
|---|---|---|
| 数量 | 確認する | 確認する |
| 色・サイズ | 確認する(袋にサイズシールがあれば開封せずシールで確認) | 開封して実物で確認できる |
| 外観 | 傷・汚れの有無、軽い包装不良 | より細かな外観検品 |
| 動作・品質 | 対象外 | 通電検品・検針などで確認 |
青山代行の利用規約では、品質・性能・動作の確認、Webサイトの画像との違い、本物かどうかの判定は簡易検品の対象外です。パッケージ表記と実物のサイズ違いを理由とする返品・返金も簡易検品では対象外のため、実物のサイズ確認が必要な場合は有料検品をご依頼ください。詳しくはご利用の流れ・利用規約をご覧ください。
商品ジャンル別:どの検品を選ぶか
検品の選び方は「日本に届いた後、何が起きると一番困るか」で決めます。動かない、危ない、表示がないといった問題は、販売してから見つかると返品や回収につながります。
家電・LEDライト・USB機器
見た目だけでは不良が分からないため、通電検品をおすすめします。青山代行の通電検品では、電源が正常に入るか、正常に点灯・動作するか、異常な音や発熱がないか、スイッチやボタンが正しく反応するかを確認します。料金は1商品50円〜です。専用のアダプターが必要な商品は、事前にお知らせください。
なお、電気製品を日本で販売するには、電気用品安全法の対象かどうかの確認が別に必要です。検品で動作を確かめても、法律上の手続きの代わりにはなりません。詳しくは「中国輸入の電気製品にPSEマークは必要?」で説明しています。
衣類・ファッション雑貨
縫製の途中で折れた針や金属片が混ざるリスクがあるため、検針をおすすめします。青山代行では検針機で1点ずつ検査し、料金は1商品30円〜です。ご希望があれば、検針済みの証明タグや検針記録の添付にも対応します(事前にお知らせください)。
衣類などの繊維製品は、家庭用品品質表示法にもとづいて、素材や取り扱い方法を表示する必要があるものがあります。表示を行うのは製造業者・販売業者、またはその委託を受けた表示業者とされています(消費者庁)。中国製の商品には日本向けのタグが付いていないことが多いため、青山代行ではタグや洗濯表示の取り付けにも対応しています。タグのデータはPDFまたはAdobe Illustrator(.ai)形式でお送りください。
雑貨・小物
数量と色の取り違えが起きやすいため、まずは簡易検品で十分なことが多いジャンルです。ただし、電子部品やアクセサリーなど、とても細かい商品の検品は簡易検品では責任を負えないことが利用規約に定められています。数量や仕様の誤りが売上に大きく響く商品は、有料検品での確認をご相談ください。
検品で不良が見つかったときの流れ
不良が見つかったら、日本へ送る前に販売店へ交換・返品を依頼します。中国では、外箱の破損や汚れだけを理由とした返品・交換は原則として受け付けてもらえない点に注意が必要です。
- 写真で記録する:不良の箇所と数量を記録します。
- お客様に報告する:交換・返品・そのまま発送のどれにするかを決めます。
- 販売店に交換・返品を依頼する:中国語での交渉はスタッフが行います(交渉が成功する保証はありません)。
- 代わりの商品を再度検品する:交換品が届いたら、同じ基準で確認します。
大量に作る商品で不良が多い場合は、工場との交渉や再生産の手配もご相談いただけます。
検品の費用は利益計算に入れておく
検品の費用は、商品原価の一部として最初から利益計算に入れておくのが基本です。たとえば通電検品が必要な商品を100個仕入れる場合、1商品50円〜の通電検品で5,000円〜が加わります。代行手数料(商品代金の5%)や国際送料を含めた合計の目安は、費用シミュレーターで計算できます。オプション料金の一覧は料金のページをご覧ください。
よくある質問
簡易検品だけで十分な商品はどんなものですか?
数量・色・サイズが合っていれば販売に支障がない、動作確認のいらない雑貨などです。動作や品質の確認、画像との違いの確認は簡易検品の対象外なので、それらが重要な商品は有料検品を追加してください。
検品で不良が見つかったら交換してもらえますか?
スタッフが購入先へ交換・返品を依頼します。ただし、販売店によっては対応してもらえない場合があり、外箱の破損や汚れだけを理由とした返品・交換は中国では原則として受け付けてもらえません。
電気製品は通電検品をすればPSEマークは不要ですか?
いいえ。通電検品は動作の確認で、電気用品安全法の手続きの代わりにはなりません。対象かどうかの確認と必要な手続きは別に行う必要があります。
まとめ
中国輸入の検品は、日本へ送る前に行うことで、交換や再発送の手間と費用を抑えられます。数量・色・サイズは無料の簡易検品で確認し、電気製品は通電検品、衣類は検針とタグ付けというように、商品に合わせて有料検品を足すのが基本です。検品の内容と料金は検品・梱包・OEMのページにまとめています。どの検品が必要か迷う場合は、無料見積もりまたはLINEでご相談ください。

