中国輸入の利益は、「販売価格 − 1個あたりの仕入れの総額 − 日本で売るためにかかる費用」で計算します。仕入れの総額には商品代金だけでなく、送料・代行手数料・関税などを含め、販売サイトの手数料や梱包・配送の費用も差し引いて考えることが大切です。この記事では、利益と利益率の計算方法を、表と計算例で説明します。
- 利益=販売価格−1個あたりの仕入れの総額−日本で売るための費用 で計算します。
- 仕入れの総額には、商品代金・中国国内送料・代行手数料・国際送料・関税・輸入消費税などを含めます。
- 商品を選ぶ段階で、利益率と「いくらまで値下げできるか」を出しておくと失敗を減らせます。

中国輸入の利益の計算式
中国輸入の利益は、販売価格から、仕入れにかかった費用と、日本で売るためにかかった費用を引いたものです。1個あたりで計算すると、商品ごとに比べやすくなります。
| 項目 | 計算式 |
|---|---|
| 利益(1個あたり) | 販売価格 − 仕入れの総額 − 販売の費用 |
| 利益率 | 利益 ÷ 販売価格 × 100(%) |
| 仕入れの総額(1個あたり) | (商品代金+中国国内送料+代行手数料+国際送料+関税・輸入消費税など)÷ 個数 |
| 販売の費用(1個あたり) | 販売サイトの手数料+広告費+梱包資材+お客様への送料など |
※消費税の扱い(税込・税抜のどちらで計算するか、仕入税額控除を受けられるか)は事業者によって違います。計算するときは、税込か税抜かをそろえて比べてください。
仕入れの総額に入れる費用
仕入れの総額は、商品代金だけでなく、日本の手元に届くまでの費用をすべて足した金額です。青山代行を使う場合の主な費用は次のとおりです。
| 費用 | 青山代行の場合 |
|---|---|
| 商品代金 | 販売店の価格のまま |
| 中国国内送料 | 販売店から中国の倉庫までの送料(お見積もりに記載) |
| 代行手数料 | 商品代金の5% |
| 国際送料 | 国際送料の表のとおり。燃油サーチャージは別途 |
| 関税・輸入消費税など | 発生した場合は日本側の運送会社から請求 |
| オプション料金 | 通電検品・検針・FBA直納などをご希望の場合のみ |
費用の内訳と計算例は「中国輸入にかかる費用の内訳」、関税・消費税の計算は「中国輸入の関税・消費税の計算方法」で説明しています。単価・数量・重さからの総額の目安は費用シミュレーターで計算できます。
計算例:仕入れの総額が1個500円の商品を1,980円で売る場合
ここでは、仕入れの総額が1個あたり約500円の商品を、1,980円で売る場合を例に計算します。販売の費用の数字は、計算の流れを示すための仮の数字です。
| 項目 | 金額(1個あたり) |
|---|---|
| 販売価格 | 1,980円 |
| 仕入れの総額(送料・手数料込み) | 500円 |
| 販売サイトの手数料(例:販売価格の10%) | 198円 |
| 広告費(例) | 200円 |
| 梱包資材・お客様への送料(例) | 400円 |
| 利益 | 1,980−500−198−200−400=682円 |
| 利益率 | 682÷1,980×100=約34% |
※計算の流れを示すための例です。販売サイトの手数料率・広告費・送料は仮の数字です。実際の手数料は、各販売サイトの公式の料金ページで確認してください。関税・輸入消費税の額は商品と金額によって変わります。
この例では、商品代金が1個約420円(20元×21円の仮のレート)でも、売るための費用を引くと、手元に残るのは販売価格の3分の1ほどです。商品代金だけを見て「4倍以上で売れる」と考えると、利益を大きく見誤ります。
「いくらまで値下げできるか」も出しておく
利益の計算と一緒に、「利益が0円になる販売価格(損益分岐の価格)」も出しておくと、セールや値下げの判断がしやすくなります。手数料が販売価格の割合でかかる場合は、次の式で計算できます。
| 項目 | 計算式 |
|---|---|
| 損益分岐の価格 | (仕入れの総額+広告費+梱包・送料)÷(1−手数料率) |
| 上の例の場合 | (500+200+400)÷(1−0.1)=約1,222円 |
上の例では、1,222円より安く売ると赤字になります。年末商戦などで値下げをするときは、この価格を下回らないように決めましょう。セール時期の仕入れの日程は「年末商戦に間に合う中国輸入の発注スケジュール」も参考にしてください。
利益を出しやすくする工夫
利益を増やすには、販売価格を上げるか、1個あたりの費用を下げるかのどちらかです。中国輸入で取り組みやすい工夫は次のとおりです。
- 数量をまとめて送料を下げる:国際送料は重さで決まるため、まとめて送ると1個あたりの送料が下がることがあります。船便は21kgから利用できます。
- 箱のサイズを見直す:国際送料は実際の重さと容積重量(縦×横×高さ(cm)÷5,000)の重いほうで計算します。くわしくは「容積重量の計算方法」をご覧ください。
- 検品で不良品を日本に送らない:不良品は販売できず、返品の手間もかかります。電気製品は通電検品も検討しましょう。
- ロゴ入れやパッケージで差別化する:同じ商品の値下げ競争を避けやすくなります。くわしくは「中国OEMを小ロットで始めるには?」をご覧ください。
PSEマークや技適マーク、食品衛生法の届出などが必要な商品は、手続きの費用や日数がかかったり、そもそも販売できなかったりします。商品を選ぶ段階で「中国輸入で仕入れてはいけない商品」も確認しておきましょう。
利益計算で見落としやすいこと
計算上は利益が出ていても、実際には思ったより残らないことがあります。次の点は、計算に入れ忘れやすいので注意しましょう。
| 見落としやすいこと | 考え方 |
|---|---|
| 為替の変動 | 人民元の相場が上がると、同じ商品でも円での仕入れ値が上がる。少し高めのレートで計算しておく |
| 不良品・返品 | 売れない商品や返金の分を、全体の数量から少し差し引いて考える |
| 売れ残り | 売り切るまでの保管料や、値下げして売る分を見込んでおく |
| 燃油サーチャージ | 国際送料とは別にかかる |
| セール時の値下げ | 値下げした価格で利益が残るかを、損益分岐の価格で確認する |
青山代行の費用シミュレーターの円表示は、最新の為替相場に1円を足したレートで計算した参考値です。利益の計算でも、相場より少し高めのレートで考えておくと安心です。
よくある質問
中国輸入の利益はどうやって計算しますか?
販売価格から、1個あたりの仕入れの総額(商品代金・中国国内送料・代行手数料・国際送料・関税など)と、販売サイトの手数料・広告費・梱包・送料などの販売の費用を引いて計算します。
利益率はどう出しますか?
利益を販売価格で割って100をかけます。たとえば利益682円・販売価格1,980円なら、約34%です。
赤字にならない販売価格はどう決めますか?
手数料が販売価格の割合でかかる場合、(仕入れの総額+広告費+梱包・送料)÷(1−手数料率)で、利益が0円になる価格を出せます。この価格より安く売ると赤字になります。
まとめ
中国輸入の利益は、販売価格から仕入れの総額と販売の費用を引いて計算します。商品を選ぶ段階で、利益率と損益分岐の価格を出しておくと、仕入れや値下げの判断を誤りにくくなります。仕入れの総額の見積もりは、無料見積もりまたはLINEからお気軽にご相談ください。

